親が子供に勉強を教える(教え方、コツ3/4)
勉強の進度と達成度について
を紹介しました。
3.進度:少し予習、そして学校と並行して進み、タイミングを見計らって復習。
予習によるメリット
- 疑問があることを事前に把握し、目的をもって学校の授業にのぞめる。
- 学校の先生と私の教え方が違うと、別の捉え方や見方を学べ、様々な視点が生まれる。
- 授業に自信をもって臨むことで、授業での挙手発表といった積極性が生まれる。
だと思います。
予習の進度は、授業でやっている項目が終わる少し前に、次の項目をやるといったテンポが丁度良いと思いました。
どんどん先に進んでいくのも良いと思います。
しかし、1日1時間弱でやりきることを決めた我が家では「算数、国語、理科、社会」に対応するにはちょうど良いかなと思ってます。
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学校と並行しているとき
- 学校の教科書に準拠している問題集
- 私立中学入試の手前くらいの問題集
以前紹介しましたが、問題の○×だけではなく、解き方によく注意をしてチェックすること。
そして、口頭でなぜなぜ問答を行います。
これをまず学校準拠レベルの問題集を題材にしっかりやれば、中学入試問題の手前くらいの問題でも考えながら正解を導くことができるようになりました。
復習タイミング
復習のタイミングは学校のテストがある前に行っていて、自信を持ってテストに向かうことができるようになりました。
このタイミングは学校でも次の項目に進んで少し経ったときであることが多く、次の新しいことを学んだ後に、今一度振り返ることで記憶も定着していくと思います。
また学期末や春夏冬の長期休みでは、その学期の総復習を行っています。
4.解けるようになりたい問題レベルを明確にする。
勉強するからには目標があると思います。
まずはボヤっとでもよいので目標を決めて、その目標に応じたやり方/勉強量を明確にすると、子供にとってもどこまでやればよいのか納得して進めることができます。
勉強は限りがないものです。どこまでの理解、どこまでの問題を解けるようにするのかを事前に決めてあげると目標が明確になって努力もしやすくなります。
目標としては、
①クラスで中位くらいを目指す。
②学校のテストでは90点以上を目指す。
③公立中学/高校 → 旧帝大の次に続く国立大学レベルを目指す。
④難関私立中学/高校 → 難関大学を目指す。
親が教えてあげられる目安は③までだと思います。
というのも、これ以上は努力だけではない、ある程度子供の素養が必要になってくると思うためです。
(親は知らないうちに我が子への期待値をどんどんあげてしまう生き物ではないかと思います。)
勉強のレベルもありますが、量とテクニックも必要になり、受験塾に通うのが一番効率が良いように思えます。
②の達成目標ならば、計算ドリル/教科書準拠問題集を中心に100点を目指せばよいと思います。
③ならば、国立大と言っても色々レベルはありますが、難関私立中学校入学問題の手前くらいの問題集を解けるようになる必要があると思います。
学校のクラスでいえば、当然上位1~2位くらいにいないといけないのが現実かと思います。
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5.記憶することと、理解させることをわける。
効率的に学ばせるには、あるところで記憶させるところと理解させることを分けて教えていくのも手だと思います。
例えば「掛け算の意味は理解させ、九九は反射的に答えが出てくるレベルまで覚えさせる」。
「ひっ算の意味は教えながら、手順は記憶し手が勝手に動くレベルまで慣れさせる」。
考えるところなのか、単なる答えを導く作業、記憶問題なのかだと思います。
作業や記憶問題のほうは早く、正確に答えを出せるに越したことはないと思いますので。
「公文はおすすめ?」のところで紹介しましたが、「作業ができるようになった=理解して解けるようになった」と誤解しないようにしてあげてください。あくまで作業です。
次の記事では、勉強を効率的に理解させるためには視覚イメージをもって教える方法を紹介します。