親が子供に勉強を教える(教え方、コツ4/4)
イメージできないものは理解が進まない
6.理解させるには、視覚イメージをもって教える。
数字は1,2,3・・・と続きますが、数字に対してイメージを持たせてあげると桁が大きくなっても理解が早く、また計算も文章問題も正確に早くなりました。
例えば
- ”1”は、1円玉1枚=①
- ”3”は、1円玉3枚=①①①
- ”10”は、1円玉10枚=①①①①①①①①①①=10円玉1枚⑩
このように捉えれば、応用の幅が広がります。
そもそも数字の定義であり、数字を理解することにつながります。
足し算
”2+3”は、①①+①①①=①①①①①=5
桁が上がっても、”10+10”は、①①①①①①①①①①+①①①①①①①①①①=⑩+⑩=⑳
引き算
- ”5-2”は、①①①①①-①①=①①①=3
- ”40-10”は、⑩⑩⑩⑩-⑩=⑩⑩⑩=30
掛け算
- ”2×4”は、①①が4つ=①①①①①①①①=8
- ”30×3”は、⑩⑩⑩が3つ=⑩⑩⑩⑩⑩⑩⑩⑩⑩=90
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文章題
問題:Aさんがアメを20個持っていました。Bさんはアメを10個持っていました。AさんがBさんにアメを2個あげたら、2人の持っているアメの数の差は何個でしょう?
アメのやりとりを足し算と引き算といった式に表すことで文章問題を解いていくわけですから、それをイメージできることが大切だと思いました。
Aさん⑩⑩ →( ①①個移動 )→ Bさん⑩
Aさんは2個あげる=手持ちが減る:⑩⑩-①①=⑩①①①①①①①①=18個
Bさんは2個もらう=手持ちが増える:⑩+①①=⑩①①=12個
2人のアメの数の差:⑩①①①①①①①①ー⑩①①=①①①①①①=6個
7.回答のチェックは○×だけでなく、解き方のチェックに重点をおく。
計算ドリルや問題集を解いて○×チェックをしたあとに、当然間違ったところを見直すのは大切なことです。
しかし、○になったところもチェックして、その解き方の順序、考え方をチェックすることも大切だと思いました。
○になったところと×になったところの違いは何で、単なるケアレスミスなのか、もしくは○になったところも偶々○になったのかをチェックしてあげて、理解度を確認してあげるとその時の手間はかかりますが、結局効率は上がっているように思えます。
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8.勉強時間は子供の様子を見ながら決める。
基本1日の勉強時間は1時間弱ですが、子供は疲れているときもあれば、やる気があるときもあります。
その時の様子を見ながら、短時間にしたり、長めにやったりと緩急をつけてもよいと思いました。
とはいえ、3日分を一気に1日でやるのではなく、毎日短時間でもやっていくのが勉強を習慣化できるように思えます。
また、学校行事、友達と遊ぶ時、親の都合もありますので、あまり時間を厳密に決めずにやってます。
子供が帰ってきたら、今日は何時からやろう!それまでに○○を済ませておこうといった約束をしておくと、準備も進むようです。