公文と親のサポート 算数 国語 (公文2/4)
公文での学習内容について
先回の記事では、公文に通ってみてわかったことを紹介しました。
⇒リンク:公文に通ってみてわかったこと
今回は、公文での学習内容について紹介します。
公文での学習内容は計算の手順を習い、反復して計算が早くなることを身に着けていきます。
計算が早く正確に解けるようになることは良いことです。
よく耳にするのは計算ばかりやっていて良いのか?という疑問です。
そもそも塾は万能ではありません。
塾には授業形式のもの、個別指導形式のもの様々あります。
授業形式のものは、クラス全体を考えるのでその子にベストかというと、そうではないこともあります。
また個別指導形式のものは先生の力量に大きく左右され、生徒と先生の相性や教え方によって結果は大きく変わります。
目的意識をもって、何を身に着けさせたいかを見極めることが大切だと思います。
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「 公文を生かす ⇒ 親がサポートしてあげる」大切さ
学習が進むと必ずどこかで子供のつまずきがでてきます。
それは計算の速度がなかなか上がらない、ケアレスミスによって答えを間違えるといったことです。
公文という場、公文の宿題を使って、効率的に計算速度を精度よくあげることを親がサポートしてあげてください。
これをしないと小学校低学年の子供にとっては苦行でしかなく、意欲低下、達成感が味わえません。
つまずき:計算速度が上がらない/ケアレスミスの対応
これに悩むのは、2~3ケタのひっ算が出てきてからだと思います。
<足し算、掛け算 のひっ算>
ひっ算の速度が上がらないのは、一桁の足し算、九九に慣れていない(暗算の速度が遅い)可能性が高いです。
一桁の足し算、九九に慣れさせるためには、「2+3は? 6+7は? 4×5は?」と親が口頭で問題を出してあげてください。
子供は紙と鉛筆を使わずに”そら”で返答することを練習してあげてください。
結局、ひっ算でケタ数がいくら大きくなっても、ひっ算の中でやっていることは一桁の足し算、掛け算しか使っていません。
<引き算 のひっ算>
引き算のひっ算の場合につまずくポイントは、いわゆる繰り下がりです。
基礎として必要な計算は12ー6といった計算です。
繰り下がりについて子供の習得が早い教え方は、12を10と2に分けて、10-6+2と計算させる方法です。
算数は足し算から入って、数字に慣れるために足し算をしっかりやるカリキュラムになっています。
そのため、足し算で考えるほうが慣れていて、やりやすい可能性が高いのです。
これも口頭で子供に問題を出して”そら”で返答することを繰り返しやってみてください。
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(参考)計算の速度を上げるためには・・・2ケタ以上の暗算
次にひっ算がある程度できてきたら、2ケタ以上の暗算が早く正確になる方法をおしえます。
15+16の暗算速度と正確さを上げるためには、各桁ごとに計算して足すことを教えてあげてください。
15+16=(10+5)+(10+6)=20+11=31というかたちです。これは3ケタ、4ケタになっても同じです。
ケアレスミスを無くす方法
計算速度のところで紹介した1ケタの計算がそらで言えるようになれば、かなりケアレスミスはなくなっていると思います。
でも、もう一つ注意しなければならないことは、字を大きく、丁寧に書くことです。
そして先が太くなった鉛筆を使うのはやめましょう。ケアレスミスをするときは字が汚く小さい計算跡の場合が多いです。
親は計算結果の○×だけではなくて、計算の過程、やり方/書き方に目を配ってあげてください。
※次回の記事では、公文教室と宿題の内容について紹介します。
⇒リンク:公文教室と宿題